医院のご紹介

認知症 早期発見 予防・治療センター

認知症 早期発見 予防・治療センター

2015年12月より開設のセンターです。
認知症を早期に発見して、適切な治療と予防のためのアドバイスをする、当クリニック癒しの場における中核の1つです。
センター長は、院長工藤の師の一人である 田平武先生です。
田平先生には、週に何回か「もの忘れ(昧神まいしん)外来」を担当していただきます。
院長の「もの忘れ外来」だけでなく、田平先生の専門外来の受診もお勧め致します。
くどうちあき脳神経外科クリニック
認知症 早期発見 予防・治療センター
田平 武 センター長
センター長紹介

「もの忘れ昧神(まいしん)外来」で明るい未来へ

人が歳をとって耄碌もうろくし分別がつかなくなった状態を、江戸時代には「恍惚(こうこつ)」といいました。

明治に入りこれは「癡狂(ちきょう)」とされ、大正以降「痴呆(ちほう)」となり、2004年厚生労働省は「認知症(にんちしょう)」という言葉に統一しました。

私はかねてからこの認知症と呼ばれる病態は、脳が暗くなった状態のように感じており、どこかを治せばまたパッと明るくなるような気持ちを抱いております。ちょうどラジオの真空管が1本切れて、それを交換するとまた鳴りだすような感じです。

認知症の人を支える「お福の会」では「月が欠けているように見えても月が丸いことに変わりはない」と表現しており、同じような考えをもっておられます。

曖昧(あいまい)という字はどちらも暗くてはっきりしない状態をいい、神は精神を表す言葉でもあり、それは脳です。

私は認知症と呼ばれる状態は脳が暗くなってはっきりしない状態であると思い、「昧神(まいしん)」という言葉がふさわしいと思っております。

いつかきっと明るくなってはっきりする日が来るであろうという気持ちを込めてこの言葉を使い、「昧神(まいしん)」で苦しんでおられる方に接していきたいと思います。

<経歴>

1970年 九州大学医学部卒業、神経内科学専攻

1974-77年 米国NIH, NINCDS留学

1977年 九州大学医学部付属病院神経内科助手

1982年 九州大学医学部付属病院神経内科講師

1983年 国立武蔵療養所神経センター (現:国立精神・神経センター研究所)部長

2001年 国立療養所中部病院長寿医療研究センター長

2004年 国立長寿医療センター研究所長

2009年 順天堂大学大学院医学研究科 認知症診断・予防・治療学講座 客員教授

2015年 東京医科歯科大学 神経内科学講座 非常勤講師

現在に至る

<専門分野>

日本神経学会専門医、日本認知症学会専門医、日本抗加齢医学会専門医

・神経内科

・多発性硬化症、実験的自己免疫性脳脊髄炎の研究

・アルツハイマー病の免疫療法の開発、早期診断法の開発

・ストレスによる神経障害の研究

<所属学会等>

日本神経免疫学会(理事長―終了、名誉会員)、国際神経免疫学会(会長―終了)、

日本認知症学会(理事・編集委員長―終了、名誉会員)、

日本老年学会(理事)、日本老年医学会(代議員・編集委員―終了)、

日本基礎老化学会(理事―終了)、日本抗加齢医学会(理事―終了、監事)、

日本抗加齢協会(理事)、日本神経学会(評議員―終了)、

日本多発性硬化症協会(理事、医学顧問)、日中医学協会(理事―終了)、

認知症の早期発見、予防・治療研究会(代表世話人)

【田平先生の診療日】

毎週 月・水 曜日(祭日、夏季、年末年始休暇を除く)

午前 10:00 ~ 13:30 午後 15:30 ~ 17:20

新患は原則として予約制。 

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