クリニック新聞

ハーブのいろは

第2回

いよいよ夏本番。高温多湿の日本の暑さは体力も食欲も消耗しますね。そんな時にオススメなのがハイビスカス。梅干の酸っぱいモトと同じ“クエン酸”を豊富に含むので、暑さによる肉体疲労、食欲不振には効果絶大。更にブルーベリーでお馴染みの“アントシアニン色素”も含むので眼精疲労にも効果あり。独特の酸味が苦手…という方は、ビタミンCが豊富なローズヒップとブレンドすると、酸味が和らぐだけでなくクエン酸の吸収力もアップ!ハチミツも加えれば疲労時の糖分補給にもなります。レモングラスを加えると更に爽やかなハーブティーに…。

見ているだけでも元気が湧いてくるワインレッド色のハーブで、今夏も元気に乗り切りましょう!

 

(青木)

 

 

第1回


今月よりハーブのコラムを担当することになりました、アロマセラピスト&ハーバルセラピストの青木です。“薬”という漢字は“草かんむり”に“楽”と書きます。昔、人々の病をサポートしていた薬は身の回りの草、すなわちハーブでした。そんな昔は薬にも値する存在だったハーブのいろは…について、毎号わかりやすく取り上げていきたいと思います。あちこちで草花が芽吹く春。今回はその甘くフローラルな香りが心を落ち着かせてくれる“リンデン”(西洋ボダイジュ)を紹介致します。不眠、不安感などのストレス症状にはもちろん、発汗作用もあるので風邪のひき始めにもオススメ。新年度の忙しさで疲れてしまった心と、花冷えで冷たくなってしまった体をリンデンで優しく温めませんか?

(青木)